陣痛の痛さが限界突破!無痛分娩とは?

どうも、最強家族を目指す男「のーまん」です。

妊娠39週6日。

3月25日深夜2時。

陣痛も頻繁になり本陣痛と確信して病院に到着。

しかし、前駆陣痛と言われて夫婦で唖然としている。

最悪の場合、一度家に帰ってもらうかもしれないと・・・・・

 

陣痛とは

そもそも、陣痛とは、なんなんだ?

なんとなくだけど、出産の前に起こるお腹の痛み。

 

認識としては間違ってはいない。

 

ただ、なぜ陣痛が起こり。

妊婦の体内で何が起こっているのかを分かっていないと

 

「何となく痛くて辛くて大変。」

 

みたいな認識になってしまう。

 

陣痛の2段階

前駆陣痛

出産の為に子宮を収縮させて出産に備える準備運動
陣痛の間隔がランダム

本陣痛

赤ちゃんが通る子宮口が開き、押し出す為の子宮収縮運動。
陣痛の間隔が定期的で徐々に短くなって行く

ザックリ言えば

この子宮収縮と子宮口が開くことによって痛みが起こるのが陣痛って事。

痛みは人によって様々で、かなり個人差があるようだ。

 

どんな状況?

出産までの流れ

おしるし

前駆陣痛
↓    ※イマココ
本陣痛

(破水 タイミング不明)

出産

ポンちゃんの陣痛は徐々に間隔が短くなってきているが少しランダム。

さらに子宮口が全く開いていないので、子宮を収縮しても出てくる訳がない。

鍵のかかっている扉へ、ひたすら体当たりしているような状態。

 

そりゃ、開いてないんだから痛いだけだ。

 

と言っても、子宮口も勝手に開く訳じゃないから、体当たりを続けて少しづつこじ開けて行くしかない。

 

ポンちゃんは病院に来た時点で1人で歩けないくらい強烈な痛みと戦っていたので

「子宮口半分くらいは開いているはず!」と思っていた。

 

全開だと10センチになるらしい。

 

だが、診断の結果は1センチも開いてない。

ポンちゃん

1センチも!!!!

 

この絶望。

お分りいただけただろうか?

既に前駆陣痛が始まって26時間以上。

強めの陣痛からは4時間ほど経過している。

それなのに、1センチも開いてない。。。

 

現在2月25日2:30

 

ここへ来て予定日の26日が意識され始める。

あくまで目安の予定日だけど、ここまで進んでいないと26日にならないと産まれないんじゃないかって気がしてくる。

もし26日だとしたら、あと22時間!?

 

のーまん
マジで、ヤバイ。

 

不思議なもので、極限の状況になると不安になりマイナスな展開を予想しがちになる。

ま、どちらにしろ子宮口が開くまではまだまだ時間がかかる事だけは確かだ。

 

睡魔と疲労と陣痛と

深夜3時過ぎ。

 

波のように押し寄せる陣痛をひたすら耐える時間が続いた。

 

横になってみたり、起き上がったり。

うつ伏せになったり、仰向けになったり。

 

痛みの合間を縫って楽な姿勢を探していた。

 

ポンちゃん

楽な体勢なんて無かった!

人によるけど、ポンちゃんには楽な姿勢は見つからなかった。

 

どちらかと言うと、寝ているよりも起き上がっている方が、腰の痛みに耐えられるようだった。

 

もうすぐ夜が明けようとしている頃、僕もポンちゃんも疲労と眠気がピークに達していた。

 

ベッドの上で座っているポンちゃんと、腰をさすりながら陣痛の時間を測定する僕。

 

2・3分おきにやってくる強烈な痛みに耐えながら、痛みが治まった合間だけお互いにもたれ掛かって寝ていた。

 

のーまん
寝たと言ってもすぐに陣痛が来るから、一瞬だけ落ちるだけを永遠に繰り返している状態だったよ。

 

あまりに痛みが強すぎて、4時半頃にナースコール。

 

ポンちゃん

痛すぎます、なんとかして下さい!

帝王切開はできませんか?!

看護師さん

帝王切開は、医療的な理由がなければできません。

今の所、子宮口は1センチ開いてきました。

進行はゆっくりですが、問題なく進んでいます。

 

2時間で1センチ・・・・

(桃鉄の牛歩カードだって、もう少しは進むぞ)

 

僕は明け方から9時頃までは、一番覚えている。

なぜなら、ポンちゃんは常に痛みを訴えて、見るからに限界を超えている状態だった。

 

陣痛が来る直前の感覚に怯えて

「また来るうううううぅぅぅぅ」

と言った直後に激しい痛みが襲ってくる。

 

あまりに連続で痛みが来る時は、気力も尽きて放心状態だった。

 

僕はというと、陣痛の間ずっと声を掛けて、一緒に深呼吸をして

痛みが去ったら水を口に運び、次の痛みに備えることを永遠に繰り返していた。

 

何か痛みが和らぐように、楽になるように考えるけど、一緒にいるだけで何もできない思いだを感じていた。

 

気がつけば、カーテン越しでも外が明るくなってきているのがわかった。

 

朝になってしまった。

 

明け方にもう一度、激痛に耐えられずナースコールを発動。

子宮口を調べても経ったが2センチ程しか開いていなかった。

 

ポンちゃん

もー無理。

なんとかして・・・・

限界なんて、とっくに超えていた。

 

無痛分娩という選択

無痛分娩とは

無痛分娩(むつうぶんべん)とは、麻酔を用いて痛みを緩和しながら分娩(経膣分娩)を行うことである。

麻酔は一般的に硬膜外麻酔が行われる。

 

体力を痛みが限界を超えていても、陣痛は襲いかかってくる。

「なんとかして欲しい」と訴えたところで、問題は起こっていないので

結局は陣痛で子宮口が開いて赤ちゃんが出てくるのを待つしか無い。

 

だが、

ポンちゃんがいよいよヤバイ雰囲気だ。

 

陣痛の激しさでズタボロ状態。

痛みに耐えるために手すりを握りしめているが、全然耐えられていなかった。

 

何回も看護師さんに苦痛を訴えているが、痛みが減ることはない。

 

2月25日9:00

ついに担当医の先生が出勤して診断に来てくれた。

 

深夜からの戦いと、現状の激痛。
ポンちゃんの状態を見て一つの提案をしてくれた

お医者さん

陣痛は順調に進んでいます。

今の所、出産に向けて問題はないので、帝王切開は選択できません。

ただ、痛みが限界であると本人が感じていることを考えて、

ここから無痛分娩に切り替えるのはどうでしょう。

費用は、本日中に産まれたら10万円。明日になったら+5万円です。

ポンちゃん

やります!!

ポンちゃんの決断は早かった。

というより、すでに限界超えているので、とっととやってくれ!状態。

 

ポンちゃん

あ、保険ききますか?

さすが、意識が飛びそうなくらいな状態なのにしっかりしている。

 

お医者さん

保険適用外です!

ポンちゃん

・・・・・

こうして、無痛分娩の準備が始められた。

 

ポンちゃんマーライオンになる

主治医の先生から無痛分娩の詳しい説明を受けたあと、ポンちゃんは誓約書を書いた。

僕もサインをした。

 

まず点滴がポンちゃんに刺さった。

痛みで朦朧としていたポンちゃんは、点滴を麻酔と勘違いして

「すぐ効きますか?」

と、言っていた。

 

次に、麻酔科の先生がやって来て無痛分娩について説明をしてくれた。

陣痛の痛みは人それぞれです。

痛みに耐えられなかったからと言って、ダメだと思わないで下さい。

初参で高齢出産なので、体力的にもキツく痛みに耐えてしまって進みづらい状態かもしれません。

無痛分娩に切り替えて、痛みが和らげば筋肉の緊張も取れて子宮口も開いてくると思います。

しっかり進んでいる陣痛の状態から見ても、今から無痛分娩に切り替えるのがベストなタイミングだと思います。

主治医の先生も、麻酔科の先生もとても優しく言ってくれた。

 

僕は、何よりもポンちゃんが「痛みに耐えられなかったことを悪いように捉えないでください。」

と言ってくれたことがありがたかった。

 

初めての出産で不安でいっぱいのまま陣痛を耐えてきたポンちゃん。

自分に対して無痛分娩に切り替えたことを責めててほしくなかった。

 

無痛分娩のための麻酔を準備している間も陣痛は続く。

 

もう少しで痛みから開放されるという安心感に包まれた瞬間

いきなりポンちゃんが吐いた。

 

それはそれは、見事なマーライオンだった。

 

陣痛で唸り、叫んでいたので2リットル以上は水を飲んでいた。

布団、着ていた服、床へと盛大に噴射した。

 

真横にいた僕はかなり焦ったが、すぐに拭いて着替えを手伝った。

 

ポンちゃんは、この辺りが一番痛みのピークだったようで、薄っすらとしか記憶がないようだ。

ポンちゃん

なんとなく吐いたのは覚えてるけど、前後の記憶はあんまりない。

あとがき

大変とは聞いていたが、僕はここまで壮絶な状態になるなんて思っていなかった。

 

ただ

もし、立ち会えていなかったとしたら、ポンちゃんはかなり不安な夜を過ごして一人で戦わないといけなかった。

と思うと、本当に一緒に過ごすことが出来て、少しでも周りの手伝いをできてよかったと思う。

 

次回予告

無痛分娩した結果は?

そして、ついに産まれる?!

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